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【The Shipping News】シッピング・ニュース※ご注意:ネタバレあります!
Dennis Buggit(デニス・バギット)
Jasonはデニス・バギットDennis Buggit役で出演しました。
デニスはニューファンドランド島の新聞社ギャミー・バードの社長の息子で、21歳の大工です。ユーモアもある優しい人です。本当は海で漁をしたいのですが事情があって大工をしています。
バギット家では呪われたように代々の男が海で命を落としています。そのため海に出ることを父から禁止されているのです。デニスも例外ではなく海に出て行方不明になりました。その時は父親に助けられ九死に一生を得ましたが・・・。しかしそれを契機に父子の仲は断絶してしまいました。
その父がまたしても海に出て帰らぬ人となります。ところが、デニスが弔問客に応対している最中に父が奇跡的に息を吹き返しました。バギット家の呪いは去り、デニスは父から漁を許されます。
デニスはクオイル(ケヴィン・スペイシー)の良き隣人として接します。
Jasonのシーン
映画開始35分過ぎに古い家を修理に来た大工姿で初登場しま〜す!
右目のウィンクをお見逃しなく。1時間40分過ぎの「電話のシーン」は画面いっぱいにJasonの顔がアップになりますよ!
DVD「シッピングニュース」
DVDではチャプター7,8,16,17,18にJasonが登場します。
DVD吹き替えは「ロズウェル」のマックス声と同じ坂詰貴之さんです。
作品
ピューリッツァー賞、全米図書館賞受賞のベストセラー小説「港湾ニュース」(E・アニー・プルー著)をラッセ・ハルストレム監督が映画化しました。
主演のケヴィン・スペイシーをはじめ豪華キャストが顔をそろえています。アカデミー賞受賞及び候補の主役をはれる俳優がこれだけ揃っている映画はめったにありません。カナダ東海岸沖のニューファンドランド島の絶景をすばらしい映像で見せてくれます。それとあいまってケルト風の音楽が疲れた体と心を癒してくれます。この映画の全ての象徴ともいえる「緑の家」も印象的です。
ストーリー
主人公クオイル(ケヴィン・スペイシー)はニューヨーク州の新聞社のインク係。幼い時の父親の厳しい躾がトラウマとなって何事にも無気力で自分の殻の中にとじこもる性格を有していました。妻に裏切られてもただ耐えている日々、事態が急変します。妻の事故死、両親の心中、失意のうちクオイルは娘バニーを連れ叔母アグニスと共に父の故郷の地ニューファンドランド島に渡ることになります。
最果ての厳寒の地ニューファンドランド島で、クオイルは地元の新聞社ギャミー・バードに受け入れられ、コラム「シッピング・ニュース」の受け持ちにしてもらえます。
新聞社の社長、仲間、大工のデニス、未亡人ウェイヴィらと出会い、次第にクオイルの人生に張りが感じられるようになります。そしてクオイル家の先祖の秘密が浮かび上がります。
撮影秘話
◆Jasonとスコット・グレンは、デニスと父親ジャック・バギットとの関係を増幅させるために撮影以外は行動を別にしたそうです。
以下は映画のパンフからの引用です。
ベアは語る。
「ジャックは唯一の家族である息子を海で亡くすことを恐れ、やるせない気持ちを抱えている。その心の穴について、父親は口に出しもしなければ、自分で気づいてもいない。二人はなんとなくそれを受けいれている。」
「スコットとはメイクのトレーラーではじめて会った。みんなジョークを言い合い、大笑いして、楽しんでいた。だが、スコットが入って来るなり、静かになった。一瞬目を合わせたもののスコットはうなずいて、ほとんど無意識にそのまま出て行った。最初の一週間はほとんど話を交わさなかった。役の上でも心を開いて話を交わすようなからみはなかったので」
ハレストレムは語る
「グレンの演技と、スクリーン上の息子とのやりとりにぞくっとした。スコットは型破りで意外な演技を見せた。だがそれはぴったりはまっていた。真のニューファンドランドの漁師だと思ったよ。彼はジャックという男に威厳を与えた。」
◆DVDの特典の「監督・プロデューサー・脚本家のコメンタリー」ではJasonについてのコメントがありました。以下その引用です。
すばらしい俳優だ。ゴードンと熱心に方言の練習をしていた。島の方言が気に入ってすっかり役になりきっていた。"Yeah"(ヤー)の言葉を言う時、息を吸いながら発音する。
ゴードンとはビリー・プリティ役のゴードン・ピンセントのことです。新聞社でクオイルに見出しのつけ方を教える白髪の記者です。彼はこの映画の舞台のニューファンドランド島出身の俳優さんです。
◆デニスたちの溜まり場のレストラン「スキッパー・ウィル食堂」のシーンはニューファンドランド島ではなく本土のノバ・スコシア州で撮影されました。ブラン・フォードのデック・レストランです。イカゲソバーガーのメニューは実際にはないそうです。
◆デニスが自宅で電話に出るシーンはセットではなく、現地の本物の家を借りて撮影しました。当初、台詞はもっとありましたがカットされました。カラの船が海に揺れている映像を挿入することによって観客が理解できるので台詞をカットすることになったのです。Jasonの台詞もっと聞きたかったです。残念!
◆ナットビームの送別会のシーンは雨がとても冷たかったそうです。
◆クオイルが新生活を始める「キリッククロー(猫爪)」という港町のロケは、ニューファンドランド島のトリニティ・バイト地区のニューボナベンチャーという町で行われました。州都から飛行機で3時間かかり、時差も30分あります。
◆デニスが修理した「緑の家」のある「クオイル岬」のロケ地はニューファンドランド島のコールマン岬です。この島に道路が初めてできたのは何と1965年だということです。島の交通手段は船がメインだからです。役所が撮影のために岬までの道路を建設してくれました。
◆ニューファンドランド島は大変寒い土地です.。ロケをしたのは夏でしたが雪が降ったそうです。特に撮影のロケをした2001年は100年に1度の寒い年で、4月9日には605cmの積雪がセントジョンズで観測されました。寒くて変わりやすい天気には暖かなカリフォルニアからロケに参加したJasonも苦労したようです。テレビの「E!」のインタビューでそう感想をもらしています。
☆Jasonの「シッピングニュース」についてのインタービュー画像は当サイト
「Interview」へ
☆「シッピング・ニュース」公式HP (日本語)(※
閉鎖されました2004/03確認)
CAST JASON BEHR, Staff レマリー・ホールラン,THEATERS,にJasonのPicがあります
☆この映画でのJason Behrの名前の表記は「ジェイスン・ベア」でした。
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監督 |
出演 |
上映時間 |
配給 |
日本初公開 |
国内版DVD等 |
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ラッセ・ハルストレム
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ケヴィン・スペイシー
ジュリアン・ムーア
ジュディ・デンチ ケイト・ブランシェット
ピート・ポスルスウェイト
スコット・グレン
リス・エヴァンス
ジェイスン・ベア
(Jason Behr) |
1時間52分 |
アスミック・エース |
2002.3.23 |
DVD(特典付き)
ビデオ
2002年8月2日発売
「ラッセ・ハルストレム監督作品BoxU」(2枚組)にも収録
2004年3月21日発売予定 |
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