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【The Grudge】THE 呪怨
Jasonは主役カレン(サラ・ミシェル・ゲラー)のボーイフレンドのDoug(ダグ)を演じます。
Jasonはサラ・ミシェル・ゲラーと「バフィー・恋する十字架」の「ウソつき」で共演したことがあり、今回で2度目の共演になります。「バフィー・恋する十字架」の19話「ウソつき」(原題Lie
to me)について、及びスクリーンキャップは当サイトの「Filmography/Buffy」をご覧下さい。
◆日本の大ヒットホラー「呪怨」にサムライミ監督が惚れこんだ!
この映画は日本の大ヒットホラー「呪怨」のハリウッドリメイク版で、全額アメリカ出資のハリウッド映画です。リメイクされることになった そのいきさつは・・・。
2002年末にハリウッドで行われたオリジナル版「呪怨」の試写を見たサム・ライミ(「スパイダーマン」監督)が「こんな怖い映画見たことが無い!」と絶賛したことにはじまります。
サム・ライミ自らがプロデュースしてリメイクすることを熱望し、ついに自らが設立したゴースト・ハウス・ピクチャーズが制作することに決定。
サム・ライミは「スパイダーマン」の監督として記憶に新しいが、「死霊のはらわた」など、ホラーも手がけているので、「呪怨」の怖さのほどが想像できます。
サム・ライミは、監督にオリジナル版の監督である清水崇を指名。次のようなコメントをしています。
「清水崇は映画における恐怖表現をこれまでにないユニークなスタイルで創り上げた。容赦なく観客に恐怖を与え、息つく暇もない。彼は全く新しいレベルの恐怖をハリウッドのホラージャンルにもたらしてくれるに違いないと確信している」 (「呪怨」公式HPから引用)
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全編日本ロケ、制作費21億円(2000万ドル)を投入!
この映画で注目すべきなのは、ハリウッド映画なのに日本人の監督が起用され、全編日本ロケということでしょう。
東京・世田谷区成城の東宝スタジオを中心として日本でのロケーションで撮影されます。
リハーサルは2004年1月20日ころ(?)に終了し、1月27日(火)にクランクイン。3月中頃までの7週間の撮影が予定されています。クランクイン初日、早くもスタジオを飛び出し、東京・新宿区付近のスーパーと銀座でエキストラ何十人を使ってのロケの日程を組んでいます。
東宝スタジオでのハリウッド映画の撮影は例がなく、制作費21億円は東宝スタジオ史上最高額とのことです。これまでの最高額だった黒沢明監督の「まあだだよ」の15億円を大きく上回る規模になります。
東宝スタジオ公式HPは→
こちら
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ストーリー
脚本はStephen Suscoが担当し、オリジナルの「呪怨」とその続編3本(「呪怨2」、ビデオ版「呪怨」、同「呪怨2」)をふまえて改編したものとなるようです。
↓以下ネタバレ
強い恨みを持って死んだ者の怨念がそこに宿り、その場を訪れた人に取りつき、決してとけない。呪いはウィルスのように人から人へ広がり、連鎖反応をおこし、次々に恐怖に巻き込まれていくというストーリー展開。
カレン(サラ・ミシェル・ゲラー/SMG)にはダグ(ジェイソン・ベア)というボーイフレンドがいます。カレンは医学生。ダグも東京のインターナショナルスクールの大学生です。
カレン(SMG)は上司のアレックスから、アメリカ人の老婦人クレア・ウィリアムズの介護を、いつも介護をしているリカの代わりに、して欲しいと頼まれました。
クレアは息子のマシュー(ウィリアム・メイポーザー)とその嫁のジェニファー(クレア・デュバル)と一緒に東京に住んでいます。マシューがトヨタから高給な仕事のお声がかかったため、日本に引越してきたのです。
クレアはその家に引っ越した直後から、もの凄い恐怖感を持ちました。彼女は体調を崩していき、介護が必要なほどに悪化してしまいます。
クレアは息子夫婦と介護をしくれているリカの死についての目撃者ですが、そのことをカレンに警告したくても口がきけない状態です。
カレンはクレアの世話をしにウィリアム家を訪れ、お掃除をしている時、恐怖の影を感じます。封印された押し入れを開けると そこには幼い男の子(俊雄?尾関優哉)が・・・。
マシューの姉のスーザン(Kadee ・ストリックランド)も日本に住み、働いています。
息を呑むほど美しく官能的な、ラテン系30代の女性マリア。マリアは英語教師(教授?)ピーター(ビル・プルマン)と結婚し幸せに暮らしていました。しかし、ピーターは発作的に窓から投身自殺してしまったのです。
3年後、マリアは日本でホステスとして働いていました。彼女は映画の冒頭で見た清らかさを失っています。ピーターが亡くなって以来、破滅して、痛んだ髪、厚化粧、露出度の高い服を身に付けるようなひどい暮らしをして、身を落としていました。
そんなマリアのところに、ピーターの死がThe Grudge(呪怨)の連鎖ではないかと調査をしに、カレンが現われます。マリアとピーターの幸せな婚約・結婚時代の懐かしい写真を前にしても、マリアは無愛想で無口です。
マリアは超自然的な呪いを停止させる充分な手がかりを、カレンに与えることができるでしょうか・・・。
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監督 |
Cast |
制作会社 |
制作総指揮 |
脚本 |
日本公開 |
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清水崇 |
サラ・ミシェル・ゲラー
ジェイソン・ベア
クレア・デュバル
Kadee ・ストリックランド
ウィリアム・メイポーザー
ビル・プルマン
真木よう子
石橋凌
藤貴子
尾関優哉 |
Ghost House Pictures |
サム・ライミ |
Stephen Susco |
2005年
正月映画 |
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