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Interview
【The Grudge】「THE JUON/呪怨」
2004/03/06 Reuters(ロイター)にビデオクリップがアップされました。ロケ地で、撮影の合間、Jason Behr、サラ・ミシェル・ゲラー、監督がお喋りをしている様子や、インタビューです。 ビル・プルマンの撮影シーン、インタビューもありました。オリジナル版「呪怨」の怖い映像も・・・。
★インタビューのVideoClipは→こちらWindows Media Player
★「Reuters」は→こちら
動画の画面の下のコンテンツ「MORE」をクリック→ENTERTAINMENTの→The Grudgeをクリックしてください。コマーシャルに続いて始まります。画面の右に解説文があります。
【日本語訳】(青地部分がJasonの会話です)
どうやら、日本のホラーのリメイク作品、「The 呪怨」の監督は、 実際に映画の主演俳優SMG(「バッフィー」「スクービー・ドゥ」)、
JB(「ロズウェル)に「怨み」があるようだ。
「僕は彼の事は嫌いだね」
清水 崇は、ゲラーに、 ベアの事を、強い訛りのある英語でこう言う。
Jasonは笑いながら
「(監督に)それじゃ、まるで僕の話す 日本語並だね・・・彼は英語のフレーズを4つぐらいしか 知らないんだ・・・(また監督に)SMGについてはどうなの?」
「ここだけの話だけど・・・SMGも嫌いなんだよね」
その日、東京郊外の「The 呪怨」撮影現場に招かれたロイターの カメラに向かって、彼はこう付け加える。
ゲラーは、動揺しているふりをしながら言う。
「多分他の女優ならここで泣く所でしょうけど・・・ 私は信頼されている
女優だから・・・彼は絶対に冗談を 言っていたんだと思うわ・・・ああ・・・(泣くふり)」
ベアとゲラーにとって幸運な事に-- 清水は、実は冗談を言っているのだ。 そのひねくれたユーモアセンス(また、しばしそれが 彼のホラー映画のインスピレーションにもなっている。)で 知られる清水は、最近のハリウッドの日本映画の リメイク作品の中において、日本人として抜擢された 初の日本人監督である。
実際に、この映画が彼自身の物であるのは大きな利点である。 最近の日本映画のリメイク、特にホラーにおいては、
大抵の場合、大筋とスタイルだけを拝借するのみで、 その才能は無視される場合が多い。
しかしながら、今回は、ハリウッドのプロデューサー サム・ライミ(「スパイダーマン」「ザ・リング」)が、
この才能は無駄にされるべきではない、また、 撮影も、日本人監督清水の元で、日本で行われるべきだと
強く感じたのだ。
但し、主要キャストはアメリカ人で-- 監督の意向がしっかり反映されたキャストによって。
「清水監督は、とても・・・」
ベアが話し始める。
「気をつけて。彼、あなたの後ろにいるわよ。」
ゲラーが警告する。
「それに、あの彼の持ってるナイフ・・・それからあのネコ・・・」
ベアが笑いながら付け加える。
「それからあの裸の男の子・・・あ、それは言えないんだったわ、 ごめんなさい。」
「そうだね、それは言わない方がいいね。」
ベアが同意する。 そして、監督に対するコメントを続ける。
「清水監督は、色々な事を思いつく人だし、全く予想のつかない ストーリーテラーでもあるね。」
ベアは、主人公SMGの BFを映画で演じる。
「監督として、彼は自分の望むものが明確に分かっているんだ。 そこに行き着くまで、ストーリーの中に、一つ一つ導いてくれる。
人間的には・・・彼はとてもひねくれたユーモアのセンスの 持ち主だ。」
ベアは語った。
「それが、訳してもらわなくても結構分かるんだ。彼は、とても 周りのみんなに尊敬されているし、みんなとても楽しく過ごしてる。
彼は、とてもふざけるのが好きなんだけど、みんな 彼をすごく尊敬しているんだよね。」
「The 呪怨」は、清水監督のホラーシリーズに基づいている。 強い怨念と共に死んだ者が、住んでいた場所にとりつき、 呪うという物である。 この殺人的・心霊的な呪いに出会った者は死に、また新たな 呪いが生まれ、また---犠牲者から犠牲者へ、まるで ウィルスのように、この終りの無い、更に強くなる呪いが、 受け継がれてしまうのだ。 確かに、それは、観客に身の毛もよだつ瞬間を 提供するだろうが、全員が、それはジャンルそのものに よるものだと考えている。
「こういう時に良く使われる"ホラー"という言葉は、 この映画には当てはまらないと思う。」
SMGは言う。
「アメリカでは、ホラーというと、スプラッターとか、 意味が無い映画とか思われがちだけれど、それは違うわ。」
「日本のホラーはどちらかというとアメリカのスリラーに近いわね。 つまり、必ずしも全て目に見えるわけではなくて--
言葉にされない何かだったり、言いかけた何かだったり。」
SMGは、Jasonの方を向き、
「的確だったかな?」
と聞く。
彼は、
「うん、とても的確だね。僕の答えも、それと同じという事で。」
他の出演者達--ケイディー・ストリックランド(「恋愛適齢期」)、 クレア・デュヴァル(「21グラム」、ウィリアム・メイポーザー
(「マイノリティ・リポート」)--の一人、
ビル・プルマン (「インデペンデンス・デイ」)は、元々このタイプの映画が 苦手であるにも関わらず、このストーリーにとても感銘を受けた。
「僕は怖い物が苦手で、この手の映画を見るときはいつも 音を消すか、途中で部屋を出てしまうんだ。」
彼はロイターにそう語る。
「でも、『呪怨』を見たとき、多分あれは第一作だったと思うんだけど、 とてもすごいと思ったんだ。」
「とても芸術的だと思ったし、ストーリーの構成も普通と違っていて、 興味深かった。最小限の中に、色々な事が盛り込まれていて、
なおかつそれがとても効果的だと思った。 サスペンスや恐怖心は、必ずしもスプラッターや音楽、SFXから
来る物ではなくて、これからどれだけ悪いことが起こるのかと 予感させられる事で生まれるんだと思うよ。」
「呪怨」「呪怨2」、そして最初のビデオヴァージョンの成功により、 日本で多くのファンを持つ清水監督にとって、
西洋と日本のファンを同時に満足させるのはなかなか 大変な事のようである。
(監督のコメント--略--)
撮影は、東京の様々な場所と東宝スタジオで行われており、 3月中旬まで続く。
そして、オリジナルの「呪怨」に出演している 日本人俳優も何人かは再びリメイク版に出演する。
「カヤコ」役の藤貴子、「トシオ」役の尾関優哉が、 このカルトクラシックヒット作のハリウッドヴァージョンに戻ってくる。
北米での配給はコロンビアピクチャーズで、公開は 2004年秋を予定している。
日本のファンは、リメイクを見るためにそれからあと2-3ヶ月 待つことになりそうだ。
◆以上は、MimiさんがJason Behr Unlimitedのトランスクリプトを翻訳してくださいました。ありがとうございました。感謝m(_
_)m
【Screen caps】
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